危険な肩こりと頭痛の症状

何だかいつもの頭痛と様子が違う

夜、寝ているときも肩こりを感じる

最近、手足がしびれるようになった

もし今現在、あなたの体にこのようなことが起きているのであれば、この記事を読んでからか、緊急であれば、読まずに病院に直行してください。

本記事を読むと

自分の肩こりや頭痛が、

危険なものかどうかを見分けられます。
※100%の見分けは難しいです。

どこに行って診てもらえば良いのかが分かります。

私は、7年間の研修期間を経てから鍼灸整骨院を開業し、もうすぐ開業10周年を迎えます。
その間、鍼灸整骨院では治せない病気の方も、患者さん本人が分からないまま来院したことが何例もあります。
当院で病気が発覚し、一命を取り留めた方も何名かいらっしゃいます。
しかし、理想としては、鍼灸整骨院に来る前の、もっと早い段階で、病院や適切な診療科を受診した方が患者さんのためになると思い、この記事を書きました。

目次

危険な肩こりと頭痛の症状

危険な肩こりの症状

安静時や夜寝ている時にも苦痛を感じる
楽になる姿勢がない
首や肩を動かしていないのに痛む

骨の異常や内臓の病気

手のしびれや麻痺を伴う

神経や血管の圧迫

運動したとき(階段を上るときなど)に肩が痛む
息切れしやすい
肩こりを突然感じて突然消える
胸の締めつけ感を伴う
片側だけ肩がこる

狭心症や心筋梗塞

目の奥の違和感・吐き気・
頭痛・頭重感を伴う

脳動脈瘤(コブが周りの神経を圧迫)

どんどん症状が悪くなる

進行性の病気・がんなど

危険な頭痛の症状

今までに経験したことのない最大の頭痛
金槌やバットで殴られたような頭痛

くも膜下出血

頭をぶつけたり軽い衝撃を受けた1~2か月後に出た頭痛
ぼんやりしたり物忘れや尿失禁がある

硬膜下血腫

高熱を伴う頭痛が数日から数週間続く
首の後ろが硬くなる

髄膜炎

麻痺や意識障害を伴う

脳炎

数週間単位で頭痛が強くなる
手足の麻痺やけいれんが起こる
視力障害が起こる

脳腫瘍

突然頭痛が起きて徐々に痛みが強くなる

脳出血

その他の危険な症状

体の片側や手足などがしびれたり、力が入りにくい

言葉が出にくい、ろれつが回らない、言われていることが理解できない

ものが二重に見える、全く目を開くことができない

めまいがする、体がふらつく、まっすぐ歩けない

吐き気や嘔吐がある、けいれんする、表情がゆがむ

意識が遠くなる、意識を失う

50歳以降で初めて起こる頭痛

初めて感じるような頭の痛みかた

突然起こる頭痛

1時間以内に一気に強くなる頭痛

痛みの強さと頻度が徐々に増していく頭痛

がんや免疫不全など基礎疾患を持っている場合の頭痛

どこに行って診てもらえばいいのか

救急車を呼んだ方が良い場合

まず、すぐに救急車を呼んだ方が良い場合もあります。

突如として起こった痛みや、明らかにいつもとは違った状態経験のない激しい症状等は要注意です。

厚生労働省の公式ウェブサイトに、救急車を呼ぶべき症状がまとめてありますので、参考にしてみてください↓

上手な医療のかかり方.jp

東京版救急受診ガイド↓というサイトでは、当てはまる症状をクリックすると、どうすればよいか教えてくれます↓

東京版救急受診ガイド

迷ったら大きな総合病院

緊急性がない場合でも、なるべく早く医療機関を受診することをおすすめします。

前記のように、肩こりや頭痛には、様々な種類の病気が潜んでいることもあるので、自己判断はしないようにしましょう。

しかし、いざ受診しようと思っても、何科で診てもらえば良いのか、迷うこともあると思います。

そんな時は、総合病院を探して行ってください。

総合病院であれば、症状を伝えると適切な診療科に回してくれるので、悩まずに済みます。

また、総合病院内で最初に診てくれた先生が診察した結果、他の科での診察や検査を勧める場合にも、同じ病院内で回してくれるので、スムーズです。

総合病院は、こちら↓のサイトで検索できます。

ホスピタルズ・ファイル

頭痛であれば、頭痛専門外来のある病院に行くと良いですね。

こちら↓のサイトで検索できます。

病院検索ホスピタ

あるいは、かかりつけのお医者さんや町医者に相談し、紹介状を書いてもらってから行くこともお勧めできます。

次は、病院に行く前の段階で、町のお医者さんに診てもらうケースを解説します。

肩こりなら整形外科、頭痛なら脳神経内科

肩こり+危険な症状⇒整形外科へ

姿勢不良が原因で肩こりになり、それが悪化することで、手や腕のしびれが出たり、めまいや吐き気、頭痛が出るケースも非常に多いです。

整形外科に行って、肩こり以外の様々な症状も全て先生にお話しすれば、適切な対処をしてくれます。

診察の結果、さらに詳しい検査が必要となれば、先生が病院を紹介してくれます。

もし、危険な病気のない、ただの肩こりと分かれば、そのまま整形外科でのリハビリに回してくれるかも知れません。

しかし、場合によっては、痛み止めの薬ビタミン剤湿布等の処方だけで終わってしまうかも知れません。

残念ながら、痛み止めや湿布だけでは、その場限りの対症療法になってしまうことも多いです。

そうなってしまったら、信頼のおける治療院(整骨院や鍼灸院、整体等)を利用するのも、根本的に治すのには必要なことだと思います。
※整骨院等では、肩こりのような慢性的な疾患は健康保険は使えません。

信頼のおける治療院と言っても、どこに行けば良いか分からない方も多いかも知れません。

治療院選びのコツについて、こちら↓の記事で紹介していますので参考にしてください。

頭痛+危険な症状⇒脳神経内科へ

脳神経内科を受診すると、頭痛や他の症状を含め、全身を診てくれます。

そして、どんな病気なのかを見極めて、適切な診療科を紹介してくれます。

筋肉や骨、関節の病気が原因なら⇒整形外科

手術が必要なら⇒脳神経外科

精神的な問題なら⇒精神科

精神的な問題から体に異常が出ているなら⇒心療内科

といった具合です。


肩こりや頭痛は、日常的に誰でも経験するような症状です。
しかし、危険な病気のシグナルとして、症状が出ているケースもあるのです。
多くの場合、いつもと違う症状を伴っていたり、強い痛みや激しい症状、徐々に悪化していく症状等があります。
これらを見過ごすことなく、早めに適切な対処をしていくことで、致命的な状況を免れることができると思います。

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