「猫背の治し方は色々試してるけど、効果がない。」
「YouTubeやSNSで沢山ストレッチが紹介されてるけど、結局どれが良いのか分からない。」
こういったお悩みにお答えします。
あなたの猫背が治らない原因
を明らかにして、
まず最初に始めるべき【胸のストレッチ】
を動画で紹介し、
綺麗な姿勢を維持するための3つの心得
をお伝えしていきます。
これまで、3万人以上の患者さんをみてきましたが、セルフケアが正しく行える人は、90%以上の割合で改善しています。
本記事では、猫背を治すために必要な、最重要のセルフケアを紹介します。
なぜ、あなたの猫背は治らないのか?
かえって猫背を強めてしまうことをしている
猫背を治そうと努力していることが、実は逆効果になってしまっている可能性があります。
胸の筋肉のトレーニング
猫背は、肩が前に出て、背中が丸まっている状態です。
肩を前に引っ張っているのは、胸の筋肉なので、ここを鍛えてしまうと、余計に肩が前に引っ張られ、背中が丸まってしまいます。
背中の筋肉のストレッチ
背中の筋肉は、肩を後ろに引っ張って、猫背を治す働きがあります。
しかし、猫背になっているということは、肩が前に移動しているので、背中の筋肉は伸ばされ続けています。
伸ばされ続けている背中の筋肉を、さらにストレッチしてしまったら、さらに伸びてしまい、肩が前に出てしまうのです。
体を起こすような腹筋運動
体を起こす動きをさせる腹筋は、強くなり過ぎると、そのまま体を前に曲げた状態にしようとしてしまいます。
結果として、上半身が前にうつむくような姿勢、つまり猫背姿勢を助長してしまいます。
肩の上の筋肉を直接緩めている
肩の上の筋肉は、頭や肩が前に出ないよう、支えるために硬くなっています。
支えるために硬くなっている筋肉を緩めてしまったら、その支えがなくなり、頭や肩がこれまで以上に前に出てしまいます。
結果として、猫背を強めてしまうのです。
特に、慰安マッサージばかり受けている方は、どんどん猫背が悪化していくのが分かります。
マッサージの危険性については、こちら↓の記事を参考にしてください。
日常生活で猫背を作ってしまう作業が多い
例え、上記のようなことをしていなくても、日常生活の中で、猫背姿勢でいる時間が長ければ、やはり治りにくくなってしまいます。
スマホやパソコンの画面を見る
電車の中を見渡せば、ほとんどの人が背中を丸めて、うつむきながらスマホを見ていますよね。
胸を張り、スマホを目線の高さまで持ち上げて見るようにしましょう。
デスクワークでパソコンを使用するときも、ディスプレイの配置や、デスクとイスの高さ調節をして、猫背になりにくい環境を作りましょう。
読書
本を読む時も、うつむいて読んでいては、スマホと同じことです。
目の高さで本を読むように心がけましょう。
私は、家にいる時でも、書見台を使って、目線が下に下がらないようにしています。
さらに、書見台を棚の上に置き、たったまま目線も真っすぐで読めるように工夫しています。
料理
お肉や野菜を包丁で切る時や、炒め物をする時も、背中を丸めて下をうつむく時間が長くなります。
さらに、食材を手でおさえたり、包丁を使ったり、フライパンを持ったりと、胸の筋肉を使うことが多いのも問題です。
洗い物
下を見ながら、お皿を持ったり、スポンジでごしごし洗ったりする時も、意外と猫背を助長してしまいます。
掃除
掃除機をかける、クイックルワイパーやコロコロを使う、雑巾がけをする、といった作業も、胸の筋肉を使い、背中を丸めてしまいます。
育児や子供の相手
赤ちゃんがいれば、授乳したり、抱っこしたり、オムツを替えたり、とにかくつらいと思います。
保育士さんや幼稚園の先生に多いのですが、子供の目線に合わせるので、いつも下を向いていなければなりません。
また、子供と遊ぶときには、低いテーブルやイスを使うので、当然、背中は丸まってしまいます。
家事や育児に関しては、中々避けて通れない部分もあります。
しかし、隙間時間を使って、こまめにストレッチやエクササイズをするように心掛けるだけで、猫背は改善され、綺麗な姿勢になっていきます。
実際、私の治療院には、育児中のママさんや保育園・幼稚園の先生が多くいらっしゃいますが、セルフケアをしっかり行うことで、みるみるうちに綺麗な姿勢になり、肩こり頭痛等の症状も改善し、快適に育児をこなせるようになっています。
これは、デスクワークや手芸等、長時間座って作業を続ける場合にも同じことが言えます。
まず最初は、【胸のストレッチ】をするべし
それでは、一体何から始めれば良いのか?
結論から言うと、【胸のストレッチ】から始めるのが良いです。
猫背を治すには、前に出ていた肩を正常な位置に戻さなければなりません。
正常な位置に戻すには、背中の筋肉で、肩を後ろに引っ張る力が必要です。
そのため、背中の筋力を上げなければならないので、背中の筋肉のトレーニングは必須となります。
しかし、胸の筋肉が硬いままだと、いくら背中の筋肉を鍛えても、肩は正常な位置に戻りません。
それは、胸の筋肉が肩を前に引っ張り続けているためです。
そこで、背中の筋肉を鍛える前に、まずは胸の筋肉を柔らかくしておく必要があります。
つまり、胸のストレッチを一定期間行ってから、背中のトレーニングをしていくという順番が重要なのです
猫背だけに限らず、ストレートネックや肩こり頭痛を治すのも、この胸のストレッチをすることが、ファーストステップになります。
有料で提供している肩こり頭痛改善オンラインプログラムでも、一番初めに胸のストレッチの動画を配信しています。
自分で言うのもなんですが、かなり分かりやすく動画を作っています。
そこで、胸のストレッチの動画を、特別に無料でご覧になれるようにしました。
こちら↓の【無料版】を、ぜひ参考にしてください。
綺麗な姿勢になるための3つの心得
①治らない原因を断つ
本記事の前半では、猫背が治らない原因をお伝えしました。
胸の筋肉のトレーニングや背中の筋肉のストレッチ、体を起こすような腹筋運動、肩の上の筋肉を緩める、これらは、猫背が治るまで中止した方が良いです。
猫背が治り、綺麗な姿勢が維持できるようになってから、徐々に始めるようにすればOKです。
②こまめにセルフケアを行う
デスクワークや家事、育児に関しては、意識的に、こまめにセルフケアをする時間を確保するようにしましょう。
特に、胸のストレッチは超重要なので、本当に皆さんに行ってほしいです。
③鏡をよく見る
今、自分の姿勢がどうなっているのかが分かれば、正しい行動をしやすくなります。
そのため、自分の姿勢を客観的に見ることも、意外に大事なことなのです。
鏡を見たり、ショーウィンドウに映った自分の姿を見たり。
撮られた写真を見て、初めて自分のひどい猫背に気づく方も多いですよね(笑)
あとは、家族や友人に見てもらうのも良い方法です。
自分では気づいていなくても、実は周りの人は気づいていて、ただ黙っているだけ、ということも多いです。
ぜひ、客観的に自分の姿勢を見るようにしてみてください。