肩こり頭痛が改善しない人の犯している3つの致命的なミス【あなたは大丈夫?】

・5年以上肩こりが治らない

・『ギューッ』と締め付けられるような頭痛がする

・毎日のように頭痛薬を飲んでいる

このような悩みを抱えた方は、非常に多いと思います。
何をやっても治らず、長年肩こり頭痛に苦しんでいる方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。

本記事を読むと、

肩こり頭痛が改善しない人の犯している間違いを知ることで、それらを避けることができるようになります。

その結果、症状が改善に向かうようになり、根本改善に必要なことが分かります。

治療家歴16年以上、これまでに3万人以上を施術してきた私が、解説していきます。

目次

肩こり頭痛が改善しない人の犯している3つの致命的なミス

ミス① “こり”を直接緩めようとしている

マッサージを受ける

肩こり頭痛改善

マッサージ器を使う

肩こり頭痛改善

“こり”をストレッチする

肩こり頭痛改善

これらは全て、硬くなっている筋肉を直接緩める方法です。
なぜ、その筋肉が硬くなっているかを考えると、これらの方法がなぜ悪いのかが分かってきます。

肩こり頭痛は、猫背ストレートネックといった不良姿勢が最も大きな原因です。

猫背は肩が前に出て背中が丸まっている状態です。
ストレートネックは、頭が前に出て首がストレート(真っすぐ)になっている状態です。

それを踏まえて、肩こり頭痛が起こるメカニズムを簡単に説明します。

肩こり頭痛が起こるメカニズム

猫背やストレートネックで、肩や頭が前に出る

腕や肩、頭の重さが前方にかかる

その重さを首や肩、背中の筋肉が支える

筋肉が硬くなる

肩こりや首こり、頭痛が起こる

このように、頭の重さや肩の重さを支えるために、肩の筋肉が硬くなっているわけです。
それなのに、その重さを支えている筋肉を緩めてしまったらどうなるでしょうか?
そうです。
その支えがなくなり、さらに頭と肩が前に出てしまうのです。
その結果として、ストレートネックや猫背は進行し、肩こり頭痛の症状が悪化してしまうのです。
このように、“こり”を直接緩めてしまうことは、むしろ症状を悪化させることになってしまいます。

また、マッサージに関しては、危険なリスクも潜んでいます。
その内容はこちらで詳しく解説しています。

ミス② “やってはいけない”エクササイズをしている

胸のトレーニング

肩こり頭痛改善

胸の筋肉には、肩(肩甲骨)を前に引っ張る働きがあります。
背中の筋肉には、肩(肩甲骨)を後ろに引っ張る働きがあります。

猫背は、肩が前に引っ張られ続けている状態です。
ということは、胸の筋肉の働きの方が、背中の筋肉よりも強いということです。

この時、胸の筋肉は短くなってかたまっています。
胸のトレーニングをすると、さらに筋肉を収縮させてしまうため、肩を前に引っ張る力がますます強くなってしまいます。

結果として、猫背が進行し、肩こり頭痛の症状も悪化してしまうのです。

背中のストレッチ

肩こり頭痛改善

先ほどお話したように、背中の筋肉には、肩(肩甲骨)を後ろに引っ張る働きがあります。

そして、猫背の状態というのは、背中の筋肉の働きが弱くなっていて、胸の筋肉によって肩(肩甲骨)が前に出ている状態です。

肩が前に出ている状態というのは、背中の筋肉がずーっと伸ばされている状態でもあります。

その状態が続くことで、背中の筋肉は、まるで“伸びきったゴム”のようになってしまい、肩を後ろに引っ張る力が失われているのです。

そのような状態の背中の筋肉をストレッチしてしまうと、肩を後ろに引っ張る力をさらに失い、胸の筋肉の力の方が相対的に強くなってしまいます。

その結果、肩が前側に引っ張られ、猫背が進行し、肩こり頭痛の症状も悪化してしまうのです。

体を起こす腹筋トレーニング

肩こり頭痛改善

仰向けで寝て、上半身を起こしてくるような腹筋運動は、腰痛の原因に成りうるとされています。

また、このような腹筋運動で腹筋を鍛えると、体が“くの字”になりやすくなり、猫背姿勢を助長してしまいます。

結果として、肩こり頭痛の症状を悪化させてしまうのです。

ミス③ “間違った順番”でエクササイズをしている

ストレートネックを治す順番

ストレートネック改善

ストレートネックを治すには、簡単に言うと、前に出ていた頭の位置を後ろに戻せば良いのです。

しかし、ここで気を付けないといけないのが、頭の位置を戻す前に絶対にやっておかないといけないことがあるのです。
それは、猫背を治しておくことです。

猫背は、背中が丸まっている状態です。
背中が丸まった状態のまま頭の位置を後ろに戻そうとすると、首を痛めてしまいます。
ひどい場合だと、手や腕にしびれが出てしまうこともあります。

Youtube等の無料動画や書籍、雑誌等でも、頭の位置を戻すエクササイズの方法のみが紹介されています。
それを鵜吞みにして、紹介されたエクササイズだけをいきなりやってしまうのは、かなり危険だと思っています。

ストレートネックを治すには、先に猫背を治す

ぜひこの順番を間違えないようにしてください。

猫背を治す順番

猫背改善

猫背を治すにも、正しい順番があります。

前に出ている肩を正常な位置に戻すには、肩甲骨を後ろに引っ張る力を強くしなければなりません。

その力を発揮するのが、肩甲骨と肩甲骨の間にある背中の筋肉です。
この背中の筋肉を鍛えなければ、猫背は治りません。

しかし、いきなり背中の筋肉を鍛えようとしても上手くいきません。

なぜかというと、肩を前側に引っ張っている筋肉、すなわち胸の筋肉が短くなってかたまっているからです。

胸の筋肉がかたくなっている以上、肩は前側に引っ張られ続けるので、いくら背中の筋肉を鍛えようとしても、ほとんど無駄に終わってしまうのです。

ですので、まずは胸の筋肉をやわらかくすることから始めなくてはなりません。

猫背を治すには、先に胸の筋肉を緩める

ぜひこの順番を間違えないようにしてください。

全身のバランスを整える順番

このように、ストレートネックや猫背を治すには、エクササイズを行う順番が重要です。

これは、首や肩だけに限らず、全身のバランスを整える際にも同じことが言えます。

それを書き出すとキリがないので割愛しますが、上半身や下半身のバランス、背中や腰、股関節、膝、足首、肘、手首、指等、体の様々な部位の痛みに関しても、正しい順番でケアをする必要があるのです。

これらのミスを修正するとどうなるか?

結論から言うと、これら3つのミスを修正するだけで、肩こり頭痛の症状は改善に向かいます。

なぜなら、上記の3つが、症状を悪化させている大きな原因の一つであり、その悪化原因が無くなれば、あとは改善に向かうだけだからです。

実際に、私の治療院の患者さんにも、同様のご指導をしています。

慰安マッサージによく通っていて、肩をギューギュー押されていた患者さんに、慰安マッサージを受けるのをやめてもらいました。

すると、それだけで症状が軽くなっていき、ご本人も
「気持ちいいからマッサージに通っていたけど、通うのをやめて、症状が改善した今の方が、全然スッキリして気持ちいい!」とおっしゃっていました。

また、スポーツジムに通っていた患者さんにも、胸の筋トレメニューだけ禁止してもらいました。
すると、1~2週間ほどで症状が改善して、ご本人も驚いていました。

ここまで読んできた方の中には、

「今までよかれと思ってやってきたのに、“ミス”と言われてガッカリした…」

「そんなこと信じられない…」

と思っている方もいるかも知れません。

確かに、これまで良かれと思って行ってきたことなのに、それを否定された感じに思ってしまうかも知れません。

しかし、これまでの行いで改善がないのであれば、一旦立ち止まって、違った行動をとっていくことも必要なのではないかと思います。

私の臨床経験と、機能解剖学や神経生理学的な観点からも、これら3つのミスを回避するだけで、肩こり頭痛の症状は改善に向かいます。

慰安マッサージ“やってはいけない”エクササイズも、症状が改善し、体全体のバランスが整ってから再開すればよいのです。

そうすれば、むしろ体の状態はさらに良くなっていきますので、しばらくの我慢をすれば良いだけです。

根本的に改善するために必要な3つのこと

その① 悪循環を断ち切る

このブログでご紹介した3つのミスを回避することで、悪循環は断ち切れます。

そして、そこからが、根本改善するためのスタートです。

その② 正しい種目のセルフケアをする

ストレッチやエクササイズは、細かいものまで含めれば、数百種類から数千種類の種目があります。

その中から、自分の症状に合った正しい種目を、正しい方法で行うことが重要です。

その③ 正しい順番でセルフケアをする

正しい種目を選べても、それを間違った順番で行っていては、悪化してしまうこともあります。

正しい種目を、正しい順番で行うことで、初めてセルフケアの効果が出てきます。


とは言っても、正しい種目や正しい順番なんて分からない!
という方がほとんどだと思います。

そこで、肩こり頭痛に関しては、いつでもどこでも行える【肩こり頭痛改善オンラインプログラム】を作成しました。

こちらは、私の16年以上の臨床経験を基に、大学との共同研究によって実証された内容が入っているので、本気で肩こり頭痛を改善したい方は、ぜひ参加してください。

肩こり頭痛改善

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次